経営コラム

こんな時だからこそ、コミュニケーションが大切

自社の従業員を元気にするのも経営者の役割の一つ

この度の東日本大震災により被災されたみなさまに謹んでお見舞申し上げます。
一日も早い復旧とみなさまのご健康を心からお祈り申し上げます。

この記事を書いているのは、地震発生から1週間を過ぎたころです。
関西の中小企業でも様々な影響が表面化しているようで、仕事で訪れた中小企業経営者の方々から「東北地方のメーカからの材料の仕入れが出来なくなった。」、「停電の影響で稼働率の落ちた関東の同業者から仕事が回ってきたが、正直複雑な気持ちだ。」といった声を聞きました。

さまざまな企業や団体によって、支援物資や寄付、義援金が送られるなど、日本全体でこの震災に立ち向かおう、という動きも出ています。特に直接的な被害の無かった関西では、「関西から日本を元気に!」といった声もあがっています。「関東から仕事が回ってきた」という企業の経営者の方は、その分の売上の一部を復興支援として寄付されるそうです。

一方、経営状況の厳しさから復興のための支援活動がしたくても余裕が無い、という企業もありました。今後の見通しが立たず不安にかられたり、世間の自粛ムードにセール等の販売促進活動を控えるべきかと悩まれている経営者の方もいらっしゃいました。 そう話される経営者の会社は、会社で働く従業員の方もいつもより元気が無いように見受けられました。経営者どころか、会社全体が元気を無くしてしまっているようです。

従業員の方々も、経営者の方々と同様に不安を感じたり、被害状況に心を痛めたりしています。被災地の悲劇的な状況をニュース等で日常的に見ていると、本人の自覚は無くともストレスを感じてしまいます。知らず知らずのうちに、笑顔が消えていたり、あいさつの声が小さくなっていたり、消極的になってしまっている事があります。

経営者の方々にとっても辛い状況ですが、こんな時だからこそ、自社の従業員を元気にするのも経営者の役割の一つです。 それには、笑顔であいさつする、普段から声掛けをする、朝礼で考えを伝える、従業員の声を聞く機会を作る、といったコミュニケーションに、大きな効果があります。「従業員一人一人のことを気にかけているよ」というメッセージを目に見える形で表現することで、不安を取り除くだけでなく、会社を一つにまとめるキッカケにもなります。 関西の企業にとって自社の従業員を元気にする活動は、「関西から日本を元気に!」する第一歩です。私もそのことを胸に刻み、少しでも日本を元気にするため頑張りたいと思っています。

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